家族葬のとき、大切な方を亡くした遺族や親族の方々に、お悔やみの言葉やねぎらいの言葉を伝えたいものですよね。
葬儀後という厳粛な空気の中で、言葉遣いが間違っていないか、場にふさわしい声かけができているかは、なかなか分からないものです。
「もっと気の利いたねぎらいの言葉を伝えられたら良かった」と帰り道で後悔したことがある人も多いのではないでしょうか?

考えすぎちゃって、結局言葉が出てこないのよね!

失礼がない声かけを一緒に学びましょう!
葬儀後のねぎらいの言葉をどのようにかければ良いか、あらかじめ知っていれば、家族葬の場で困ることは減るはずです。
今回は、家族葬儀後にかけるべきねぎらいの言葉や遺族に声をかける際の注意点についてご紹介していきます。
この記事はこんな方におすすめ
・ご遺族の方にどう声をかけて良いか分からない
・ねぎらいの言葉のマナーやルールについて知りたい
葬儀後にどのようなねぎらいの言葉をかけるべき?

悲しい気持ちにくれているご遺族には、心を込めた言葉をかけてあげたい気持ちは分かります。
ですが、家族葬後のご遺族は、心も身体も余裕がない状態です。
長々と言葉を続けてしまうと、ご遺族に余計な負担をかけてしまうことになりかねません。
ご遺族の気持ちを考えるなら、ねぎらいの言葉は短く簡潔に伝えるのがよいでしょう。
とはいえ、ありきたりな言葉だけで終わらせてしまうと、無機質で冷たい印象を与えてしまうかもしれません。
相手との関係性に応じた思いやりがある言葉を伝えられると良いですね。
ねぎらいの言葉をかける時の注意点

「忌み言葉」は避けましょう
忌み言葉は、結婚式や葬儀において縁起が悪いとされている言葉です。
具体的な忌み言葉についていくつか紹介させていただきます。
重ね言葉
重ね言葉とは、「次々」「重ね重ね」「たびたび」「いろいろと」「度々」「くれぐれも」など繰り返しの言葉のことです。
不幸が重なり繰りかえすことを連想されてしまうので、葬儀の際は口にするのを避けたほうがよいでしょう。
「続く」「繰り返す」という意味の言葉
「再び」「続いて」「追って」「また」「重ねて」など、繰り返すという意味合いの表現はしないようにしましょう。
不幸が再び来る、という連想につながってしまいます。
不幸・不吉な言葉
「離れる」「消える」「つらい」などの不幸を連想させる言葉も避けたほうが良いとされています。
数字の「四」「九」も、死や苦を思い起こさせる縁起の悪い数字とされているので、使用しないよう気をつけましょう。
生死に関わる直接的な言葉は避けましょう
「死亡」「死ぬ」「生きていた」などの直接的な方言は避けます。
「ご逝去」「お亡くなりになる」「ご存命の頃」などと言い換えるようにしましょう。
また、故人の死因を尋ねるような質問は避けた方が無難です。
意外と気をつけるべき表現
「気を落とさないようにね」「力落としされませんように」「元気だしてね」という言葉は一見気が効いた表現ですが、できれば避けたい表現です。
大切な人が亡くなったのですから、悲しんだり気持ちが落ち込むのは当たり前のこと。
その気持ちを否定されていると感じる方もいますので、使用しないよう気をつけるのが無難でしょう。
葬儀後のねぎらいの言葉はメールやSNSでも大丈夫?

ねぎらいの言葉は直接伝えられるのが一番望ましいでしょう。
しかし、家族葬のため参列を遠慮されたり、葬儀に参加できなかったなどの理由で、遺族と直接話す機会を持てないこともあります。
その場合、メールやSNSでねぎらいの言葉を伝えても良いでしょうか?
数年前まではメールで伝えるのは非常識、マナー違反とされていました。
ただ、現代ではメールやSNSは生活に密着したツールです。
親しい間柄であれば、メールやSNSでお悔やみやねぎらいの言葉を伝えても問題ないでしょう。
目上や年配の方や、会社関係の方、ふだんメールやSNSのやり取りをしない方に対しては、メールやSNSは避けたほうが良さそうです。
また、メールやSNSを用いた場合でも、次に顔を合わせたときには、直接ねぎらいの言葉を伝えるようにしましょう。
一般的なお悔やみの言葉

ここでは、具体的な文例を紹介します。
言葉選びについては、ご遺族との関係性によってふさわしいものを選択しましょう。
・心よりお悔やみ申し上げます。お疲れだと思いますのでご自愛ください。
・この度は、ご愁傷様でございました。どうか無理はなさらぬように。
・急なお知らせで驚きました。お悔やみを申し上げます。
・この度は残念なことでございました。本当に寂しさが募ります。
・まだ信じられない思いです。慎んでお悔やみ申し上げます。
・ご家族の皆様も、残念な気持ちでいっぱいかと思います。ご葬儀お疲れ様でした。
ねぎらいの言葉のまとめ
以上で、家族葬儀後にかけるべきねぎらいの言葉や、遺族に声をかける際の注意点についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

使うべきではない表現も多いから気を付けなくちゃ!

ご遺族の気持ちになって考えることが大切ですね!
最近は、メールやSNSで気持ちを伝えることもタブーではなくなってきていますし、忌み言葉などを口うるさく指摘する人も少なくなっています。
ただ、大切なのはご遺族の方の気持ちであり、些細な表現の違いでご遺族に不快な思いをさせることは避けるべきです。
「忌み言葉」などの使ってはいけない表現や、葬儀後にふさわしい言葉遣いについては覚えておいて損はないでしょう。

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